歯を残せると寝たきりになるリスクが減る!

今回はお口の中と全身の健康についてデータをもとに解説します。

歯の残っている本数と寝たきり(要介護状態)になるリスクは関連しているという研究があります。

nico2021年4月号付録より抜粋

この研究は、要介護状態の高齢者とそうでない高齢者各62人に対し、要介護状態になった原因疾患、生活習慣、残っている歯の本数などについて聞き取り調査を行い比較を行いました。

結果として、歯が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になると報告されています。

その他の研究では残っている歯の本数が少ないほど、認知症のリスクや、転倒による大腿骨骨折のリスクも上がるという報告もあります。

残存歯が10本未満になると、片方あたり5本となり、単純に考えても両方の奥歯が無くなりインプラントで歯を作らない限り、取り外しの入れ歯を使うしか方法がなく、噛めるものが少なくなり、噛む力も弱くなります。

痛みや違和感がなくても、かかりつけ歯科医院に定期的に通って、いまある歯を大事に守っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA