歯科医院で顎関節症と診断されたけど口を開けやすくするためにはどうしたらいいのだろう、という方のために今回は患者さんご自身でできる顎関節の筋肉マッサージについて解説します。
顎関節症改善のマッサージとストレッチ
筋肉マッサージ
人差し指と中指を痛みのあるところに当てます。側頭筋ならこめかみのあたり、咬筋なら頬と耳の間です。
500円玉くらいの円を描くように指を動かして筋肉をほぐします。「痛気持ちいい」のがベストな押し具合です。
からだが温まっているとほぐれやすいので入浴中に行うとよいです。
開口ストレッチ
①こめかみに手を添え、顎を右に動かします。
②顎を左に動かします。
③顎を前に突き出します。
④大きく口を開けます
①~④を10回繰り返すのを1セットとして、1日に5セット行います。3セットを下回ると急に効果が出なくなるので注意が必要です。入浴時のストレットは効果が高いのでおススメです。
アゴを動かすときはゆっくり、大きくするのが良いです。少し筋肉に負荷をかけながら、全身のストレットをするときのように、「筋肉がのびている」イメージを持って取り組んでください。
少しも痛みを感じないのはNGですが、涙が出るほど痛いのも次のセットの時までに痛みが残っているものもNGです。
いかがでしょうか。ご自身での顎関節の筋肉マッサージや口を開くストレッチをする時間が取れれば、症状の緩和につながりやすいと思います。根気よく続けると効果が出てくると言われているので、毎日コツコツ頑張りましょう。