モジュール(セパレーター)について 歯列矯正

歯の矯正治療が始まると固定式拡大装置を作るために奥歯にバンド(歯に入れる金属の輪)を装着して歯の型取りをしたり、ワイヤーを通すためのバンドを奥歯に入れたりと矯正用バンドを入れる機会が何度かあります。

この矯正用バンドは0.15mmの厚みのあるステンレス製の金属リングでお子さんには歯の指輪💍に例えてお話しします

通常、歯と歯がしっかり接触している場合、その隙間は50μm(0.025mm)〜110μm(0.11mm)と言われています。スムーズに0.15mmのバンドを装着するために歯と歯の間に隙間が必要なので、セパレーター(セパレーティングエラスティクス)やモジュールと言われるゴムを歯と歯の間に挿入します

このゴムを歯と歯の間に挿入すると、患者さんが痛がらずに2〜3日でゆるやかに歯と歯の隙間が広がり、スムーズにバンドを装着することができます。

挿入には専用の「セパレーティングプライヤー」を使って装着します

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